「ウイルス」と「マルウェア」の違いって何?【おしえて!情報セキュリティ Vol.1】

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御堂 皆さん、こんにちは。元サイバー犯罪捜査官の御堂です。もちろん、個人情報漏洩には気をつけていますので、名前は仮名ですよ。

シリーズ【おしえて!情報セキュリティ】では、セキュリティについての素朴な疑問や基本的な知識から裏の世界(?)まで幅広く、皆さんと一緒に語りたいと思います。私一人だと暴走してしまいますので、編集担当の三ツ矢さん(仮名)に登場していただきます。三ツ矢さん、よろしくお願いします。

三ツ矢 皆さん、はじめまして。セキュリティにはあまり詳しくはないのですが、これを機にアドバイザーになれるくらいの知識を身につけていきたいと思っています。よろしくお願いします!

御堂 いいですね、セキュリティアドバイザー。今、注目の職種です。頑張って、セキュリティのプロフェッショナルになりましょう!

「ウイルス」と「マルウェア」ってどんな関係?

御堂 それでは、三ツ矢さん。さっそくですが「マルウェア」って聞いたことありますか?

三ツ矢 たまにその単語を聞きますけど、「ウイルス」と同じような使われ方をしていて、正直違いがよくわかりません。

御堂 うーん、似て非なるとはこのことで、確かにややこしいですよね。じゃあ、マルウェアとウイルスを今回のネタにしましょうか。

ただ、ウイルスひとつとっても、定義となると「自己伝染機能」「潜伏機能」「発病機能」を一つ以上有するものとか、わかりにくいので、ここは簡単に私なりの基準でお話しますね。

「マルウェア」は総称!

御堂 まず、「マルウェア」はコンピューター内で色々な悪さをするものの総称ということを覚えてください。猫やカエル、ニワトリ……これらをひっくるめて「動物」って呼ぶのと同じです。なので、「ウイルス」というのはマルウェアの1つなんです。

三ツ矢 なるほど! それはわかりやすいですね。じゃあ、ウイルスの他にも様々な種類のマルウェアがあるってことですよね?

御堂 その通り! ウイルスの他にも、その「悪さをする内容」や「自己増殖するか否か」などで種類があります。

今から紹介する主な4つのマルウェアを理解できたら、セキュリティの基礎知識としてはまずは合格です。用語の定義は、用語を使う人や時代によって若干異なる場合がありますので、まずは柔軟に受け入れて基本を押さえるのが学習のコツです。

覚えてほしい主なマルウェアは4つ!!!!

 ウイルス ――感染すると正常なプログラムを改変させて悪さをし、増殖するもの

インフルエンザのように感染すると体内の細胞内に侵入して増殖し、接触した他人にもウイルスがうつるようなもの。

 ワーム ――感染して自己増殖する点ではウイルスと同じだが、「単体」で存在するもの

寄生虫のように感染してもそれ自身が体内で1つの個体として生存するイメージ。映画『エイリアン』を見ていれば想像しやすいかもしれません(笑)。

 トロイの木馬 ――Wordや画像など、問題がなさそうに見えるファイルを装って攻撃対象に侵入し、悪さをするもの

ギリシャ神話のトロイア戦争で使われた「トロイの木馬」戦法が語源です。

 ランサムウェア ――対象のPCに侵入後、対象のPC内のデータにアクセス出来ないようにし、解除条件として身代金を要求するもの

大切な人(データ)を人質にとり、身代金を要求するが、実際には身代金を払ってもその人が解放されるか否かは全く保証がない。

三ツ矢 たしかにイメージは湧きましたけど、ウイルスだとか寄生虫だとかちょっと気持ち悪いです。

御堂 はは、そうですね(笑)。でも、それくらい嫌悪感をもっている方が、セキュリティに対する心構えとしてはいいのかもしれません。

これからも一つひとつ知識を身につけて、セキュリティのプロフェッショナルを目指しましょうね!

では、また次回に。

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